天王寺書房

本と本の間で感じた言葉について

話しの水位を調整する

 いわゆる、関西人のボケ・ツッコミという話し方について、ようやく的を射た説明に出会った気がします。

 

大阪的 (コーヒーと一冊)

大阪的 (コーヒーと一冊)

 

  津村記久子氏と江弘毅氏の、大阪について、その駄目さ加減についても熱く語っている対談本ですが、ここでは、その話法を「しゃべっているときに水位の調整が出来る大阪人」として紹介されています。

 そして、その根源には風土とリズムがあるということですね。

 一方で、相手を笑わせるためのスキルとして、徹底的に技術的に紹介している本がこちら。

ウケる技術 (新潮文庫)

ウケる技術 (新潮文庫)

 

  載っている写真とコメントは、TV番組『一本グランプリ』の「写真で一言」みたいで、面白い!

 花田菜々子氏の『出会い系サイトで…』で、実際にすすめられた本として紹介されていたので読んでみました。

 最終戦略は、愛と語っていますねw。

 相手の気持ち、その場の状況を見ながら、視点をすばやく切り替えて、押したり、引いたりしながら、相手を楽しませる。それを、対話における「愛」と読んでもいいのかもしれませんw。